「若い時には苦労は買ってでもせよ」は本当に正しいのか?

「母ちゃん、俺、昔からさ、バスケなら苦労上等・・・平気だよ」

HSPカウンセラー竹本です

「喧嘩上等」を「苦労上等」と言い換えているこのセリフは、井上武彦先生のバスケ漫画『リアル』に登場する野宮君の言葉です。母親に、プロのバスケチームに受かる迄まで続ける決意を宣言します。

彼はカッとなりやすい性格で、好きなバスケを辞めてから人生がうまくいかなくなり、高校中退。この漫画は『スラムダンク』を「陽」とするなら、『リアル』は「陰」とも言える作品で、現実的な困難や葛藤を抱えるキャラクターたちが苦労を重ねて成長する姿が描かれています。

「若い時には苦労は買ってでもせよ」という言葉をよく耳にします。かつてはこれが通説でしたが、今は時代が変わり、ゆとり世代やZ世代では「タイパ」や「コスパ」を重視し、無理に苦労することが必ずしも美徳ではないと感じる人も増えています。

今回は、苦労が本当に必要なのか、そしてどのような苦労が価値のあるものなのかを考えていきましょう。

苦労は本当に必要か?

かつて、「若い時には苦労は買ってでもせよ」という言葉には、将来のために経験を積むことが重要だという意味がありました。しかし、この考え方が変わりつつある今、無理をしてでも苦労を選ぶ必要があるのかと疑問を持つ人が増えています。

「苦労しないと成長できない」という悪いニュアンスが一人歩きし、「とにかく大変なことを乗り越えるべきだ」というプレッシャーを感じている人も少なくありません。重要なのは、どのような苦労が自分にとって本当に意味があるのかを見極めることです。

必要な苦しい経験と不要な苦しい経験

苦しい経験には、大きく分けて「必要な苦しい経験」と「不要な苦しい経験」があります。

– **必要な苦しい経験**

これは、具体的な目標に向かって努力する過程で生まれるものです。自分が目指すものが明確で、その達成のために試練を乗り越えることで得られる成長は、非常に価値があります。例えば、昇進のためにスキルを磨くために努力することは、将来の自分にとって重要な経験となるでしょう。

– **不要な苦しい経験**

一方で、目標が不明確なまま、ただ苦労を重ねるだけでは成長につながりません。漠然としたプレッシャーや周囲からの期待に押されて無理をすることで、心身ともに疲弊するだけです。例えば、誰かに認められたいというだけの理由で無理をして働き続けることは、結果として自分を追い詰めるだけになるかもしれません。

同じ苦労でも、その意味づけや目的によって、経験の価値は大きく変わります。

必要な苦しい経験かを見分けるためには、本音に耳を傾ける

現実の世界では、夢や目標を明確に持って進んでいくことは、必ずしも簡単ではありません。特に、目標ややりたいことが見つからないまま、ただ生活費のために働く日々が続くと、心に限界が来ることがあります。モチベーションが低下し、やがては燃え尽きてしまうこともあるでしょう。

「やりたいことが見つからない」「理想の将来が描けない」と感じているなら、それは、あなた自身が自分の本音に耳を傾けられていないのかもしれません。周囲の目を気にしすぎて、自分の気持ちに蓋をしてしまっている可能性があります。

本音がわかるようになるためには「心のお守り」が必要

心の声に気づくためには、「心のお守り」が必要です。心のお守りとは、不安や焦り、葛藤を自分で昇華し、自分の気持ちを大切にする方法です。これを身につけることで、心の声が大きくなり、自分が本当に望んでいることが見つかるようになります。

私の「心のお守りを身につけ幸せになるカウンセリング」では、その具体的な方法をお伝えしています。これは誰にでも簡単にでき、いったん身につければ一生使えるものです。心の声に素直になることで、本当にやりたいことや、自分を肯定する力が養われます。これにより、不要な苦労から解放され、価値ある経験を選び取る力が身につきます。

まとめ

大切なのは、自分にとって本当に価値のある経験を選び取ることです。そのためには、心の声に素直に従い、経験の意味づけをすることが必要です。もし、今あなたが不要な苦しい経験に直面しているなら、一度立ち止まり、自分の本音に耳を傾けてみてください。

心のお守りを手に入れ、自分にとって本当に価値のある経験を選び取るためのサポートをいたします。お試しカウンセリングで、充実した未来への一歩を踏み出しましょう。必要な苦労を見極め、理想の人生を歩むために、私がお手伝いします。

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