30代、Mさん(女性)からのご相談です。
Mさんは今まで、
営業職や営業アシスタント、事務職、接客業等々
転々と職場を変えてみたものの
どこへ行っても仕事内容や人間関係で
不満が出てしまい長続きしないそうです。
次第に何が向いているかわからなくなり、
検索しているうちに、自分はHSPなのかも?と
ご相談にきました。
一緒に診断テストを行った所、
8割あてはまり、ご本人も「そうそう!」と
納得されていました。
今までの辞めるきっかけになった理由を聞くと
以下を挙げていました。
・ノルマがあるとモチベーションが下がる。
・高圧的な人がいると耐えられない。
・クレーム対応で気持ちがすり減る。
・空気を読みすぎて我慢しストレスがたまる。
・無駄なのに改善しようとしない
そこでMさんに
「HSPの傾向として耐えられなくなり
転職を何度もしてしまうのはよくあることです。」
とお伝えすると
初めは驚きとショックを受けていたMさんですが、
薄々思っていたらしく納得していました。
HSPは非HSPの方より繊細で敏感な為、
我慢の限界があっという間に超えます。
人が「ちょっと気になる事」「ちょっと嫌な事」は
「ちょっと」ではなく「強烈」に反応します。
また仕事に「意味」を持って取り組もうとするので、
無駄な事、理不尽な事も目につきます。
高圧的、威圧的な人、機嫌が悪い人、
声が大きい人等も苦手なため
人間関係✖仕事✖環境のバランスが取れている状態は良いですが、
一つでも琴線に触れると、気持ちに折り合いがつかず
「転職」が頭をよぎります。
(この会社では成長出来ない)
(この仕事に意味があるんだろうか)
(アイデンティティを失ってしまう)
(生理的に耐えられない)
(この会社で一生いる事を考えると息が詰まりそう)
(温度、匂い、音などの職場環境がストレス)
自分の中で問いが立ちだし、同僚や上司に相談しても
それほど気にならないので
「気にしてもしょうがない」
「気にすることはないよ」
と言われ、
(なんで他の人は気にならないの?)と
追い込まれていきます。
そして、ここではないどこかへ、と
天職を求めて転職をするループに陥ります。
お話を聞いていると
Mさんの選択基準は、
親や世間の価値観に基づいているので、
自分に合わない方向へ進みやすく、
仕事を辞めては自己嫌悪に陥りやすいのです。
また自分が選ぶものは失敗してしまう、と
人にアドバイスを求め自分で決断するのを恐れるため、
どんどん悪循環にはまっていきます。
この悪循環から抜け出すには
まずは本当に何がOKでNGなのか、
自分の本心に気づく必要があります。
人の価値観ではなく、
誰とも比較しない自分の価値観です。
自分の価値観で選択していけば、
今より快適な仕事・環境を選び、
自分の選択に自信を持ち
仕事をながく続けられますよ。
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