「完璧主義の性格、変えることはできますか?」
こんにちは。 心のお守り専門家、HSPカウンセラーの竹本です。
先日、Aさん(30代・女性・会社員)からこんなご相談がありました。
「私、ずっと完璧主義なんです。仕事も人間関係も、全部“ちゃんとやらなきゃ”って気が抜けなくて…。 ほんとは疲れてるんですけど、サボったらダメな気がして。 こんな性格、変えられるんでしょうか?」
同じように感じている方、多いんじゃないでしょうか。
一生懸命やってるのに、心はずっと張りつめてて、ぜんぜん休まらない。 ミスした自分を責めて、また頑張りすぎてしまう。 それでまた疲れて…のくり返し。
でも大丈夫。 性格は変わらないと思われてる方が多いのですが完璧主義の性格は、変えられます。
性格って変えられるの?
性格は、すべてが「生まれつき」じゃないんです。 私たちの性格は、大きく分けて2つの要素からできています。
◉生まれもった気質(先天的なもの)
◉育ってきた環境や経験によってできた考え方・感じ方(後天的なもの)
このうち、「気質」は変えにくい部分ですが、 後天的に身についた“考え方や感情のクセ”は、見直していくことができます。
たとえば、「ミス=悪いこと」「ちゃんとしていないと迷惑になる」など、 無意識のうちに持っている価値観や思い込み。 これらが、“完璧主義”を強めていることが多いんです。
だから、そこを少しずつやわらかくしていくことで、 結果として“性格が変わった”と感じられるようになっていきます。
性格を変えていく3つのポイント
では実際に、どんなふうに変えていけるのか? 私のカウンセリングでは、次の3つにアプローチしていくことで完璧主義の性格を変えていきます。
① 思考のクセに気づく
完璧主義の人は、「白か黒か」「成功か失敗か」といった極端な考え方をしやすい傾向があります。 たとえば、ちょっとミスしただけで「私ってダメな人間だ」と思ってしまうような…。
でも、現実はもっとグラデーションがありますよね。 「今回はちょっとミスしたけど、全体としてはよくやった」 そんな“中間の見方”ができるようになると、心のプレッシャーがぐっと減ります。
② 価値観をゆるめる
「ちゃんとしてないとダメ」 「人に迷惑をかけたら終わり」 こんなふうに、自分を縛っている“ルール”のような価値観ってありませんか?
でも、それって本当に「絶対」でしょうか? 完璧じゃなくても、信頼されてる人もいます。 5割でも感謝されること、ありますよね。
この“思い込みのルール”をやさしく見直します。思い込みがゆるむと、出来事に対しての反応の仕方や行動パターンが変わります。
③ 感情のクセをゆるめる
「なんでこんなこともできなかったの」 「もっとちゃんとやらなきゃ」
こうやって、自分の感情にフタをして責めていませんか? 実はその裏には、「怒られるのが怖い」「がっかりされたくない」という、小さな頃の不安が隠れていることが多いんです。
カウンセリングでは、そうした“感情のクセ”に気づいていきながら、 自分を責める代わりに「よくがんばったね」と声をかけてあげていきます。
これらの後天的要素を少しずつ変えていくことで完璧主義の性格は変わっていきます。
一人で変わろうとしなくていい
ここまで読んで、「変わるのかもしれないけれど、一人でやるのはむずかしそう…」と思ったかもしれません。それでOKです。 自分のことって、意外と自分がいちばん気づきにくいものだから。
無意識に反応してしまう思考や感情のクセは自分ではあたりまえ、 だからこそ、専門家と一緒に取り組むと、客観的にみれるので、驚くほど早く気づき変化していくんです。
「こういう時、いつもこう感じちゃうんです」 「また同じことで悩んでしまって…」
そんなあなたの声を、私はカウンセリングの場でていねいに受け止めます。 そして一緒に、あなたの“心のクセ”をやさしく緩めていきますよ。
「性格が変わる」は、自分をもっと好きになること
完璧主義の性格を変えたい。 その願いは、あなたが「もっと生きやすくなりたい」「自分を大切にしたい」と思っている証拠です。
その気持ち、どうか大切にしてあげてください。 そして、ひとりでがんばりすぎないでくださいね。
あなたがホッと安心して、力を抜いて生きていけるように。 その第一歩として、お試しカウンセリングをご用意しています。 無理に変えるのではなく、あなたらしさを取り戻すお手伝いをさせてください。