「結局我慢することになってしまうんです、もっと自由に生きられたらいいのに・・・」
30代女性の派遣社員で働くSさんがご相談に来られました。
彼女はどこの職場でも、気づくと「何でも屋」「便利屋」になってしまい、その理不尽さに耐えられず、最長3年を待たずして次の職場へ移ってしまうそうです。最初は職場がおかしいと思っていたのですが、同じパターンを繰り返してるような気がして、どうしたらいいのかご相談に来ました。
結論から申し上げますと
無意識に自分から「なんでも屋」のような立ち回りをしている可能性が高いです。
確かに派遣社員という立場は、次の更新を心配し、輪を乱さないように、認めてもらおうと一生懸命働きますよね。(そう働かざるを得ないといいますか)
職場で気を利かせて先にやっといてあげたり
空気を読んで「〇〇さん、やりましょうか?」と申し出たり
正社員の方がやりたがらないような事を率先してやったり
業務範囲をすこーし越えて正社員の方をお手伝いしたり
今回だけ!!と言われてお手伝いしてみたり
すると正社員の方からの評価は上々、気が付くし仕事も出来る
NOとは言わない「なんでもやってくれる良い派遣さん」
が出来上がってくるんです。
一生懸命働けば働くほど
「他の社員には頼みづらい事をお願いしてもいい派遣さん」になり
次第に(いいように遣われている気がする)と感じる。
だからと言って今更断る事も出来ず、職場に行くのがストレスになり
去っていく、というパターンが出来上がってきます。
そういう私も20代は派遣社員でSさんと同じような状況でした。。
認められないと…
次の更新大丈夫かな…
気を利かせて自分からやった方がよさそう…
遣い辛いと思われるからNOとは言えない
相手は、断らない=嫌がっていない、と思い
日常化すると本来の仕事の範囲を超えて、
面倒な事(やりたくない仕事)を任してくれるようになります。
最初は「信頼されている」
「私が手伝って少しでも他の仕事が進むなら」
と嬉しかったのですが、そのうち違う事に気づました。
空いた時間で、タバコや世間話が増えている
あれ?ネットサーフィンしてる…
(おいっ!仕事しろっ!ふざけんな!!)
もう、今さら仕事を断れないし、許せませんでした。
「私さえ我慢すれば」
ストレスは膨れ上がる一方で、
いつも派遣仲間と愚痴大会でした。
なんでも屋から脱出するには
「NO」と意思表示をしていくこと
なんですがーーー、
「いきなりそんな事言えない!言ったら問題になる!」
ですよね。(^-^;
まず、紙に思ってる事すべて書きなぐってみてください。
誰かに見せる訳ではないので、どんなことでもいいです。
出し尽くしたら今度は本当はどうしたいか、どうしてほしいのか
書き出してください。
まずは自分の気持ちを吐き出し、受け止める事が大切です。
ここ自分の選択に自信がもてるカウンセリングでは、
次のステップで、対人関係のセラピーや自信をつけるセラピー等々
「なんでも屋になってしまうパターン」を止めていきます。
「本当に止まるのかな?」「変わるのかな私」
と思ったアナタ。止まりますし、変わりますよ。
周りが変わることはないので
自分が変わるしかありません。
一緒に取り組んでみませんか?
もう少し詳しく知りたい方はお試しカウンセリングへ。