心のお守り専門家
HSPカウンセラーの竹本です。
前回、
言動に矛盾がある人のそばにいると
何が正しいのかわからなくなり
思考停止に陥り
洗脳されやすくなるので
ダブルバインドには
気を付けてくださいね、
というお話をしました。
そんな危険なダブルバインドに
有効活用法があるので
ご紹介したいと思います。
それは
治療的ダブルバインド
というものです。
ダブルバインドとは
例えば、命令された通りに行動したら、怒られた
という矛盾に振り回される状態
治療的ダブルバインドとは
○○してもよいし、○○しなくてもよい
と、どちらを選択してもOKという
肯定的メッセージを込めた
相手に選択させるものです。
催眠療法家のミルトン・H・エリクソンが
ダブルバインド理論を
催眠治療に昇華させた手法であり
日常やビジネスでも
よくつかわれています。
例えば…
仲間が欲しい…
習い事に友だちを誘いたい時
「一緒にやらない?」と誘うより
「最近私、ヨガに通い始めたんだけど、 体験会あるから来てみない?
入会してもしなくても、どちらでも大丈夫だから」
と誘う方が来てくれる可能性が上がります。
デートに誘いたい…
気になっている異性に
「今度ごはん行かない?」と誘うより
「和食系かイタリアン系か行くならどちらがいい?」と誘えば
いくことが前提のお誘いなので断られにくいでしょう。
売上をあげたい…
アパレルのショップ店員さんなら
「お探しのお洋服はお仕事用ですか?それともプライベート用ですか?」
とお客様に話しかければ、お買い上げしてくれる可能性が高くなります
これらは
よくある会話ですよね。
改めて「手法」だと聞くと
ちょっと怖いかもしれません。
ですが、
治療的ダブルバインドを知らなくても
自然に使っている方が
多いのではないでしょうか?
「ことば」は
私たちが思っている以上に
無意識に影響を与えます。
ことばの使い方次第で
良くも悪くも
いかようにもなります。
あなたは普段
どんな言葉を使ってますか?
できれば
ポジティブなことばの使い方で
他人にも自分にも
良い影響を与えたいですよね。
実は、カウンセリングの会話の中でも
治療的ダブルバインドを使っているので
受ける方は気づいていないかもしれません。
それは、
不安で行動できない現実から
少しずつ行動できるように変えるために
使用していますので
ご安心くださいね。